ばんぎゃるの音響外傷

年2、30回ほどはライブに行っていたバンギャによる、音響外傷の体験談

耳栓での予防

続いて耳栓での予防について。

音響外傷こわい!
ライブ用耳栓つけろ!

と最近各所で見かけますが、
他人事だと思わず、ほんとに騙されたと思って一度つけてみて下さい。
特に上ギや下ギ、4人編成バンドのベースが本命の方。
スピーカー近くでもろに爆音を聴く機会が多いのではないですか?

そして私の個人的な感想ですが、
小箱の場合最前よりも2列目以降のほうが音の影響が大きいなと思います。
なぜかと言うと、最前の場合、真横にスピーカーがあってもこちら側を向いていないからです。

最前なんて8年通しても片手で数えられるくらいしか入ったことないけど、
2、3列目はかなり経験あるので、
比べてみるとやっぱり最前のほうが耳が楽だったなと。
もちろん、最前でもスピーカーの真ん前とかは別です。


ライブ用耳栓の話に戻ります。

私はcrescendoのやつを使っています。
Amaz〇nとかで『ライブ用耳栓』で検索すると大体最初の方に出てくる、オレンジ色のパッケージのやつです。
でも買ったばかりの頃はしょっちゅう持っていくの忘れて…
ケースがキーホルダーみたいになってるので、
最近は忘れないようにスタンディングライブ用のショルダーバッグに常に付けていました。


2000円くらいするので、

たかが耳栓にこんなに出すのはちょっと…
チェキ4枚分だし…(バンドによっては2枚分?)

なんて感じるかもしれませんが、リスク回避と思えば安いものです。
耳鼻科通いになってしまうとその何倍もお金かかります。笑


ライブ用耳栓をすると、音がクリーンに聴こえます。
余計な音割れとか抑えられて、迫力のある音源を聴いてるという感じに。
純粋に音楽だけを聴くには、むしろ耳栓があった方がいいと思います。
そして初めて耳栓をした時は、ライブ後の耳鳴りの無さにびっくりしたものです。


ただ、耳栓をしてしまうと、周りのお客さんの声が聞こえなくなってしまうんです。
これがあまり耳栓をしたくなかった理由。

ヴィジュアル系といえばレスポンスや掛け声の一体感は必須。

「いけんのかー!!」
\オーーーイ!!!/

とか返したいんだけど、
周りのお客さんの声聞こえずに自分の声だけもろに聞こえてきてなんか恥ずかしい。笑

だから私は対バンで、動員じゃないバンドの時だけ付けたりしてました。
それから、ワンマンでもあまりにもスピーカー近いときは、スピーカー側の耳だけ付けたり。
音量差が出来てちょっと変な感じだけど、無いよりはマシです。

今思えば、あのライブはあんなにスピーカーが近かったのになぜ左耳だけでも耳栓していなかったのか…
過ぎたことを悔やんでもしょうがないけど。

ていうか、一度耳鼻科にお世話になった時点で耳栓は常にしておくべきだった…( p_q)


とにかく、せっかくこの記事を目にしてくださったのであれば、他人事だと思わないで欲しいです。

一度耳の細胞をやられると、今の医療技術では元に戻らないんです。
今まで大丈夫だったとしても、これからは分かりません。

ライブ大好きなバンギャだからこそ、耳栓無しで一体感を楽しみたい気持ちがよく分かります。
ですが、今耳栓無しで楽しむことと、これからもずっと大好きなライブに行き続けることを天秤に掛けてみてください。
ひどい時は日常生活にまで支障が出るレベルの後遺症が出ます。
せめて音源が近い方だけでも耳栓しよう!!



それから、前記事でも書きましたが、

「ライブ後の耳鳴りは通常1日寝たら治るもの」

だそうです。
私はそれを知らず、普通に3日程度は続くものだと思っていました。
それに最近は特に耳鳴りの治りが悪いなあと感じていました。
もし耳栓での予防を怠ってしまってライブ後の耳鳴りが続いているようなら、
なるべく早く耳鼻科で診てもらってください。




今後のこと
に続きます。